チェコのナノテク企業アドバンスド・マテリアルズ(従業員5人)が、刷新的な空気清浄剤を開発した。塗料のように壁面などに塗り、含有する光触媒を使って空気中の汚染物質、アレルギー物質、ウイルス、バクテリア、タバコなどの悪臭源を取り除く。現地日刊紙『ホスポダルスケ・ノヴィニ』が社長の談話として報じたところによると、オーストラリア、ニュージーランド、ポーランド、南アフリカの会社とすでに製造・販売でライセンス契約を交わしている。
\同製品は透明な液体で、塗った層は毛髪の20分の1と非常に薄く肉眼ではわからない。日光や人工の光を受けて反応するチタンダイオキシンが効果のメカニズムのカギを握る。塗装後24時間以内に空気中の汚染物質などを90%除去でき、効果は無期限に持続するという。病院、学校、事務所、空調設備のある建物など広範用途に適する。価格は10平方メートル当たり1,500コルナ。
\先月末、プラハにナノマテリアル・ナノテクノロジーセンターがオープンし、チェコのナノテク分野の応用研究促進の中心として活動を開始した。ベンチャー企業の発掘・育成への貢献も期待される。(1CZK=4.60JPY)
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