2010/11/3

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

スロベニア、再可エネルギー利用で行動計画策定

この記事の要約

スロベニア政府はこのほど、再生可能エネルギーに関する国家行動計画を策定した。2020年までに再可エネルギーによる発電量を現行比36%増の6.125ギガワット時(GWh)に引き上げることを目標としている。\ 行動計画による […]

スロベニア政府はこのほど、再生可能エネルギーに関する国家行動計画を策定した。2020年までに再可エネルギーによる発電量を現行比36%増の6.125ギガワット時(GWh)に引き上げることを目標としている。

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行動計画によると、再可エネルギーによる発電量は、20年までに風力が9,450%、ソーラーが1,058%、バイオマス発電が127%、水力が22%それぞれ拡大する。また、再可エネルギーによる発熱量も40%増の625石油換算キロトン(ktoe)に拡大する。このため、ヒートポンプと太陽集熱器の生産量をそれぞれ625%、320%引き上げる。

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自動車燃料の分野では、バイオ燃料を342%増の203ktoeに拡大する。バイオディーゼルとバイオエタノールの利用をそれぞれ375%拡大するとともに、電気自動車の台数も94%増とすることを目指す。これにより、自動車燃料におけるバイオ燃料の比率を10.4%とし、欧州連合(EU)が定める基準である10%をクリアできるとしている。

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スロベニアでは再可エネルギーの利用に伝統があり、水力発電と固形バイオマスの利用が盛んだ。

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