2010/11/3

ロシア

ロスネフチ、7-9月期の純益倍増

この記事の要約

ロシアの石油最大手ロスネフチが10月26日発表した2010年7-9月期決算は、純利益が25億7,000万米ドルと前年同期の11億6,000万ドルから倍以上に拡大した。原油価格の上昇に加えて、輸出関税の免除対象となる油田で […]

ロシアの石油最大手ロスネフチが10月26日発表した2010年7-9月期決算は、純利益が25億7,000万米ドルと前年同期の11億6,000万ドルから倍以上に拡大した。原油価格の上昇に加えて、輸出関税の免除対象となる油田で生産量が増加したことが寄与した。売上高は19%増の155億ドルだった。

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7-9月期の原油生産量は233万バレル/日(bpd)で、前年同期から5.3%拡大した。石油製品の生産量は3.4%増の1,240万トンだった。ブルームバーグの調べによると、ウラル原油の平均輸出価格は7-9月期に1バレルあたり75.64ドルと、前年同期から11%上昇している。

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エネルギー省のまとめによると、ロスネフチが昨年8月に商業生産を開始した東シベリアのバンコール油田の9月の産出量は26万4,000bpdだった。東シベリアで生産される原油に対する輸出関税の免除措置は7月に打ち切られたが、現在も優遇税率が適用されている。

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