英石油大手ブリティッシュ・ペトロリアム(BP)のロシア合弁会社TNK-BPが26日発表した今年7-9月期(第3四半期)決算の最終利益は14億5,000万ドルとなり、前年同期から13.7%減少した。コストがドルベースで18%(輸送費は19%)上昇したことや、比較対象の前年同期に石油サービス部門の売却で特別利益を計上したことが減益の理由。一方、売上高は原油高と生産増の効果で11.1%増の114億ドルに拡大した。
\TNK-BPは国際事業の強化を目指しており、今月初めにはBPがベネズエラとベトナムに保有するエネルギー資産を18億ドルで取得することで合意した。Jonathan Muir最高財務責任者(CFO)によると、BPのアルジェリア資産についても交渉を開始したという。
\買収を除いた今年の設備投資額(CAPEX)は、ヤマル半島の鉱床開発が当初予定より遅れているため、44億ドルから40億ドルに縮小する。来年以降については年40億ドル超の水準を維持していく方針。
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