ロシアの国営パイプライン運営会社トランスネフチは、石油会社3社と共同でシベリアに石油パイプラインを建設する。ロシア政府が1日、明らかにした。
\トランスネフチは、TNK-BP、ルクオイル、ガスプロムネフチの大手石油会社3社と合弁会社を設立。クラスノヤルスク地方とヤマロ・ネネツ自治管区をトランスネフチの送油管網に接続するパイプラインを建設する。パイプラインの年間輸送能力は1,200万トン、総工費は600億ルーブル(19億米ドル)を見込んでいる。着工は13年の予定で、完成すればシベリア産原油を欧州やアジア・太平洋に輸送することが可能になる。
\なお、政府は1日、精製度が70%以下の製油所から主要パイプラインへの供給を禁止することを決定した。プーチン首相は先ごろ、精製度が40~45%の全国250カ所の製油所に対し、設備を更新するよう求めていた。
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