2010/11/10

CIS諸国

ウクライナ携帯端末市場、1-9月に39%拡大

この記事の要約

ウクライナの家電量販店であるUnitradeがこのほど明らかにした、国内における携帯端末販売統計によると、2010年1~9月の販売台数は458万台となり、前年同期から54.2%の大幅な増加を示した。売上高は38.9%増の […]

ウクライナの家電量販店であるUnitradeがこのほど明らかにした、国内における携帯端末販売統計によると、2010年1~9月の販売台数は458万台となり、前年同期から54.2%の大幅な増加を示した。売上高は38.9%増の5億3,610万米ドル。平均販売価格は10%減の117ドルに下降した。スマートフォンの比率は1.5ポイント減の10.1%へ縮小した。

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携帯電話市場の企業別シェア(売上高ベース)をみると、ノキアが5.6ポイント減の47.4%で首位の座を守った。以下、サムスンが12.5ポイント増の35.5%、LG電子が12.5%となった。

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スマートフォン市場ではノキアが85.1%とダントツのトップ。2位以下はサムスン(6.9%)、宏達国際電子(HTC、2%)、アップル(0.7%)と続いた。ただ、HTCとアップルは闇取引されるケースが多く、実数は統計を上回ると推測される。

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Unitradeによると、10~12月の市場成長は10~15%に減速する見通し。市場規模はまだ金融危機前のレベルに達していないが、着実に回復を続けており、来年も今年とほぼ同水準の成長が予測される。来年の平均販売価格は、可処分所得の縮小を反映し、100ドルを切るとみられる。

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アナリスト予測では、ウクライナの携帯端末市場は今年、台数ベースで47%増の637万台、売上規模で35%増の7億5,170万ドルへ拡大する見込みだ。

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