2010/11/17

チェコ・スロバキア

チェコ大手銀行、業績改善

この記事の要約

チェコの大手銀行の業績が回復に向かっている。現地通信社CTKによると、CSOB、チェスカスポリテルナ、コメルチュニバンカ、ウニクレディトの2010年1-9月期の純利益は、合算で前年同期比9%増の311億コルナに上った。貸 […]

チェコの大手銀行の業績が回復に向かっている。現地通信社CTKによると、CSOB、チェスカスポリテルナ、コメルチュニバンカ、ウニクレディトの2010年1-9月期の純利益は、合算で前年同期比9%増の311億コルナに上った。貸付市場は依然として低調で、預金残高も一部の銀行で減少するなどで純金利収入が全体的に伸び悩んでいるものの、貸倒引当金が減少し増益につながった。

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CSOBの純利益は国内銀行としては最高の102億5,000万コルナで、前年同期を12%上回った。コメルチュニバンカは18%増の99億6,000万コルナ。CSOB、コメルチュニともに貸倒れリスクが改善して大幅増益を確保した。ウニクレディトも23億4,000万コルナで16%の増益となった。一方、昨年トップの業績を上げたチェスカスポリテルナは、12%の大幅減益で85億4,000万コルナにとどまった。中小企業顧客を多く抱え貸倒引当金が増加したことが響いた。(1CZK=4.59JPY)

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