ガスプロムのアレクセイ・ミレル最高経営責任者(CEO)は10日、韓国ガス公社(KOGAS)のチュ・ガンスCEOとソウルで会談し、昨年の合意通り、今年12月から天然ガスの取引量拡大に関する交渉を開始することを明らかにした。ロシアから韓国への天然ガス供給量は2017年から年100億立方メートル以上に拡大する見通しという。ウクライナの『キエフ・ポスト』紙など複数メディアが報じた。
\ガスプロムとKOGASは昨年、韓国への天然ガス追加供給に関する共同調査を行うことで合意。今回、同調査が終了し、12月から具体的な売買契約に関する商談を開始することが決まった。同CEOによると、韓国の天然ガス市場は2017年までに少なくとも15%成長することが見込まれている。
\今回の会談では、サハリン、ハバロフスク、ウラジオストクを通るガス・パイプラインの建設とヤクーツク、ハバロフスク、ウラジオストクを通るパイプライン・プロジェクトを含む東方ガス計画を中心に話し合いが行われた。ミレルCEOは、同計画について、「ロシア極東地域だけでなく、韓国を含むアジア・太平洋地域を広く視野に入れている」と強調した。
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