2010/11/24

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

デジタル放送への移行、ブルガリアが延期決定

この記事の要約

ブルガリア政府はこのほど、アナログ放送から地上デジタル放送に移行する最終期限を、EUの欧州委員会が定めた2012年初めから2015年初めに延期することを決めた。Tsvetkov運輸相が現地通信社『Novinite』に語っ […]

ブルガリア政府はこのほど、アナログ放送から地上デジタル放送に移行する最終期限を、EUの欧州委員会が定めた2012年初めから2015年初めに延期することを決めた。Tsvetkov運輸相が現地通信社『Novinite』に語ったところでは、放送電波の割り当てに伴う資金調達の問題や、国民への情報キャンペーン、生活保護家庭などに提供するデジタル受信機の調達に十分な準備期間が必要となるためだ。

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政府はデジタル放送移行プロジェクトの企画作業グループを発足させることを決め、2011年1月31日までにプロジェクト計画を立案させるとしている。すでに供与されているデジタル放送事業ライセンスへの延期に伴う影響はない。

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通信規制委員会は7月末、国営テレビBNTと国営ラジオBNRの番組の送信を担当するマルチプレックス・オペレーターを入札したが、ラトビアのHannu Pro社がブルガリアテレコムやビバコムを退けて選ばれた。契約期間は15年で、ソフィア、ブルガス、ヴァルナなど国内12都市に国営放送局の番組を送信する。

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