仏ルノーと資本提携している日産自動車は、露自動車最大手アフトワズ株10%を取得する見込みだ。アフトワズの株主である露国営複合企業ロステクノロジーのセルゲイ・チェメゾフ最高経営責任者(CEO)が19日にモスクワで記者団に明らかにした。
\チェメゾフCEOによると、日産自は来年上半期にもロステクノロジーから4%、露投資銀行大手トロイカ・ディアローグから6%のアフトワズ株を取得する計画。同CEOはアフトワズの時価総額を24億ドルと見積もっているが、日産の資本参加で、2011年には28億~29億ドルに上昇すると見込んでいる。
\ルノー・日産連合はすでにアフトワズ株を25%保有しており、今月初めにはカルロス・ゴーン最高経営責任者(CEO)が過半数を取得し、経営権を獲得する意向を示した。一方、日産自・広報担当の米川満氏はこの件ついてコメントしなかった。
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