ロシアの商用車大手カマズのインド合弁会社であるカマズ・ベクトラ・モーターズ(KVM)はこのほど、南部ホスールの工場に向こう5年間で6,000万米ドルを投資、同工場をアジア太平洋地域向けの生産ハブに育てる考えであることを明らかにした
\カマズと印同業のベクトラは昨年3月、それぞれ51%、49%を出資してKVMを設立することで合意。KVMは今年2月にホスール工場で「カマズ6540」をベースとしたダンプカーやけん引車「カマズ5460」などの生産を開始した。今年の生産台数は1,000台だが、今後は輸送トラックやトラクターの生産も開始し、最終的には年産7,500 台まで拡大することを目標としている。
\KVMのデニス・トリファノフ最高経営責任者(CEO)は、ホスール工場を「バングラデシュ、ブータン、マレーシア、インドネシアなど環インド洋諸国に向けた生産ハブとして発展させる」と述べ、今年は2,000万ドル、残る4,000万ドルを15年までに投資する計画を明らかにした。
\カマズは欧州最大級のトラックメーカーで、年間6万台の中型・大型トラックを出荷している。
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