2010/11/24

ロシア

ロスナノ、フレキシブルディスプレイを合弁生産

この記事の要約

ロシアのナノテク産業振興を目的に設立された国策企業ロスナノが、米国のプラスチック電子機器メーカーのプラスチック・ロジックと合弁生産で合意した。ハイテク技術の導入を目指すロスナノと、大量生産に弾みをつけたいプラスチック・ロ […]

ロシアのナノテク産業振興を目的に設立された国策企業ロスナノが、米国のプラスチック電子機器メーカーのプラスチック・ロジックと合弁生産で合意した。ハイテク技術の導入を目指すロスナノと、大量生産に弾みをつけたいプラスチック・ロジックの思惑が一致した形だ。

\

ロシア工場で生産するのは独自開発の次世代ディスプレイ。表示部分が柔軟に変形可能で、電子書籍リーダー(読み取り機)などに利用される。投資額は明らかでないが、費用の大半をロスナノが支出するもようだ。

\

ロシア工場は、ドイツのドレスデンに次いでプロスチック・ロジックとして2番目の大量生産拠点となる。同社によれば、今回の提携による既存拠点への影響はない。米カリフォルニア州マウンテンビューの本社、ドレスデン工場および英国のケンブリッジ開発拠点は従来どおり業務を継続する。

\