世界最大のチタンメーカーであるロシアのVSMPOアビスマがこのほど発表した2010年1-9月期決算(ロシア会計基準)は、純利益が3億8,475万米ルーブルとなり、前年同期から80%減少した。売上高は7.2%減の177億ルーブルだった。同社は減収減益となった理由について、製品構成の見直しを行ったことやドル安が響いたと説明している。
\9月末時点の売掛金は1億1,087万ルーブルと、前年同月末の1億1,913万ルーブルから減少した一方、買掛金は29億3,400万ルーブルから42億6,000万ルーブルに増加した。
\エカテリンブルクに本社を構えるVSMPOアビスマはチタンとマグネシウム合金の生産で世界最大手。米ボーイングや欧州エアバスなどに製品を供給している。(1RUB=2.64JPY)
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