今年のチェコの国内総生産(GDP)成長率は前年同期比で1.8~2.7%(平均値2.2%)になる見通しだ。同国財務省がこのほど、国内15の経済・金融機関を対象に行った調査結果を基に報じた。
\同調査によると、GDPは2011年に2%、12年に2.9%、13年に3.4%成長する見通し。一方、失業率は今年の7.6%を最高に、来年は7.5%、13年には7%以下に低下するという。賃金は昨年伸び悩んだが、今年は0.9%増えると予想。11年、12年は2%、3.5%伸びると見込んでいる。ただ、賃金の伸び率は13年まで加速するものの、09年以前の水準に回復することは難しいという。平均インフレ率は今年1.5%、来年2%になる見通し。さらに13年までに2.3%まで上昇すると予測している。
\財務省は1996年以来、年2回、国内15の経済・金融機関を対象にマクロ経済の予測調査を実施している。今回の調査では国際通貨基金(IMF)と経済協力開発機構(OECD)の経済予測も参考にした。
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