ブルガリアの製薬大手ソファーマが11月末発表した2010年1-9月決算は、売上高が前年同期比27%増の4億3,400レフ、純利益が同16.5%増の3,780万レフの大幅増収増益となった。とくに国外市場での販売が好調で、業績拡大に貢献した。
\ソファーマの売上高の3分の1を占める輸出事業は、売上高が前年同期比で39%と大きく伸びた。欧州市場への輸出が全体の29%を占める。モンゴルとモルドバへの輸出も好調で、それぞれ35%増加した。同社は現在、ベルグラード近郊で工場建設(投資額約800万ユーロ)を進めているほか、先ごろはポーランド子会社の設立計画を発表したばかり。オーストリアでも神経失調症治療薬「Nivalin」がブルガリア製医薬品として初めて登録され市場参入するなど、国際事業拡大に意欲的だ。(1BGN=56.75JPY)
\