2010/12/8

バルト三国

エストニアのインフレ加速、11月は5.3%

この記事の要約

エストニア統計局が7日発表した11月の消費者物価は、前年同月比で5.3%増加した。前月の4.7%を上回り、2008年12月以来で最も大きな上昇幅を記録した。前月比では0.3%の増加だった。\ 上昇幅全体の半分以上が食品・ […]

エストニア統計局が7日発表した11月の消費者物価は、前年同月比で5.3%増加した。前月の4.7%を上回り、2008年12月以来で最も大きな上昇幅を記録した。前月比では0.3%の増加だった。

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上昇幅全体の半分以上が食品・非アルコール飲料の高騰に起因するもので、これらの製品は前年同月比で11.6%も値上がりした。スウェドバンクでは、価格上昇が足かせとなり、食品小売業界の景気回復が遅れていると指摘している。電力・暖房料金は10%高くなった。

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エストニア中央銀行は先月の時点で、原料価格の上昇ペースが鈍っていることを理由に、近くインフレが鎮静化するとの見通しを発表した。ただ、来年1月1日のユーロ導入による便乗値上げの懸念も浮上している。リギ財務相はすでに先月の時点で、世界的な燃料・食品価格の上昇や国内需要の回復を背景に、来年のインフレ率が従来の政府予想より高い4%に達するとの見方を示した。今年は3%となる見通しだ。

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