2010/12/8

ロシア

ウォッカの最低価格を引き上げ

この記事の要約

ロシア連邦アルコール市場規制局(Rosalkogolregulirovanie)はこのほど、来年1月からウォッカの最低小売価格を10%引き上げると発表した。深刻な社会問題となっているアルコール依存に歯止めをかける対策の一 […]

ロシア連邦アルコール市場規制局(Rosalkogolregulirovanie)はこのほど、来年1月からウォッカの最低小売価格を10%引き上げると発表した。深刻な社会問題となっているアルコール依存に歯止めをかける対策の一環で、500ミリリットル当たりの最低価格を現行の89ルーブルから98ルーブルに引き上げる。

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米シティのアナリストは、最低価格の引き上げは、低価格製品を主力とする国産メーカーに不利に働く一方、ハイエンド製品に強みを持つポーランドのセントラル・ユーロピアン・ディストリビューションのようなメーカーは恩恵を受けると分析する。

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ロシアでは国民1人あたりの年間飲酒量が世界最多の純アルコール18リットル、アルコール依存症者は300万人にのぼっており、過剰な飲酒による健康被害は深刻な社会問題となっている。メドベージェフ大統領はアルコール被害を「国家の災難」と称し、広告・販売規制や酒税の引き上げにより過度の飲酒に歯止めをかける方針を打ち出している。(1RUB=2.67JPY)

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