2010/12/15

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

ルーマニア、風力発電導入が加速

この記事の要約

ルーマニアで風力発電の導入が急速に進んでいる。2009年末時点の設置容量は14メガワット(MW)だったが、今年は464MW、来年は1,165MWの新規導入が見込まれており、飛躍的な伸びが期待されている。\ 今年は、チェコ […]

ルーマニアで風力発電の導入が急速に進んでいる。2009年末時点の設置容量は14メガワット(MW)だったが、今年は464MW、来年は1,165MWの新規導入が見込まれており、飛躍的な伸びが期待されている。

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今年は、チェコ電力大手CEZがFantanele-Cogealacで 、ポルドガル電力公社(EDP)がMedgidiaで、伊エネルがAgighiolでそれぞれ風力発電ファームの稼動を開始した。これらのプロジェクトへの投資総額は8億3,000万ユーロに上る。今後はスペインのイベルドローラも大型風力発電施設の建設を開始する予定で、11年の風力発電プロジェクトへの投資総額は20億ユーロと、今年を大きく上回る見通しだ。

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ルーマニアは、電力供給全体に占める再生可能エネルギーの比率を2020年までに33%に高めることを目標に掲げている。

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