2010/12/15

CIS諸国

ウズベキスタン、繊維・衣料産業を強化

この記事の要約

ウズベキスタン政府は、同国の主力産業である繊維・衣料業を強化するため、5カ年拡大計画を近く閣議決定する。同計画には106の投資プロジェクトが盛り込まれ、総投資額は17億米ドル近くに上る。独経済紙『NfA』が8日報じた。\ […]

ウズベキスタン政府は、同国の主力産業である繊維・衣料業を強化するため、5カ年拡大計画を近く閣議決定する。同計画には106の投資プロジェクトが盛り込まれ、総投資額は17億米ドル近くに上る。独経済紙『NfA』が8日報じた。

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投資資金の原資は、企業自身の投資分が3億3,100万米ドル、外国投資が3億6,100万米ドル、国家近代化・開発基金などによる融資が9億8,600万米ドルとなる。新投資計画では、とくに綿糸・綿布の加工と綿製品の製造を強化し、国内の綿糸生産高に占める国内加工比率を現在の30%弱から最低50%に拡大する計画だ。国営繊維・衣料会社で構成するUbekyengilsanoatの推定では、拡大投資プロジェクトにより業界の輸出高は2015年までに16億米ドルに達し、昨年の3億7,500万米ドルから大幅に増加する。今年は綿製品価格の上昇のおかげもあり6億米ドル近くとなるもようだ。

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同国の繊維・衣料産業への外国投資額は2000~09年まで約15億米ドルに達する。今年1~10月までの外資が加わった会社設立数は19社で、総投資額は7000万米ドルに上り、年内に更に6社が設立予定となっている。トルコを筆頭に、ロシア、英国、韓国、米国からの投資が活発だ。

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