2011/1/19

ポーランド

独禁当局、PGEのエネルガ買収に“待った”

この記事の要約

ポーランドの独禁当局(UOKiK)は14日、ポーランド電力最大手の国営ポルスカ・グルパ・エネルゲティチナ(PGE)による同4位のエネルガ買収を禁止すると発表した。発電大手のPGEが供給・販売大手のエネルガを買収した場合、 […]

ポーランドの独禁当局(UOKiK)は14日、ポーランド電力最大手の国営ポルスカ・グルパ・エネルゲティチナ(PGE)による同4位のエネルガ買収を禁止すると発表した。発電大手のPGEが供給・販売大手のエネルガを買収した場合、国内電力市場の競争が制限される恐れがあるため。PGEは9月にエネルガの政府保有株84.2%を19億ユーロ(約75億ズロチ)で買収する契約に調印していた。

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UOKiKによると、買収が成立した場合、PGEグループ内の電力取引量がさらに増加し、他の取引先や市場に価格面で悪影響を与える恐れがある。また、電力小売市場の競争力も制限される可能性が高いという。

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一方、PGEはUOKiKの決定を不服として、同当局を控訴する方針を明らかにしている。

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