2011/1/26

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

セルビア化学業界が復調

この記事の要約

セルビアの化学業界が復調している。2009年に世界的な経済危機の影響で生産が大きく落ち込んだが、外需の回復により2010年初めから業績が上向いている。商工会議所の発表によると、10年1-9月の化学品・化学製品の生産高は前 […]

セルビアの化学業界が復調している。2009年に世界的な経済危機の影響で生産が大きく落ち込んだが、外需の回復により2010年初めから業績が上向いている。商工会議所の発表によると、10年1-9月の化学品・化学製品の生産高は前年同期比15.1%増を記録し、鉱工業生産全体の伸び率4.4%を大きく上回った。プラスチック・ゴムは4.7%増だった。

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また、化学業界の同期の輸出高は54%増と急拡大し、製造業全体の15.7%増を大きく引き離した。最大の輸出先はボスニア=ヘルツェゴビナで全体の13%を占めた。モンテネグロ(9.4%)、ロシア(8.4%)、ドイツ(5.8%)も重要な輸出先だ。一方、輸出ほどの勢いはないものの、輸入も前年の19%近くの落ち込みから回復に向かっている。

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