2011/2/23

ハンガリー

ハンガリー建設市場、5年連続で収縮

この記事の要約

ハンガリー中央統計局(KSH)が16日発表した2010年12月の建設生産高は、季節調整後で前月比4.0%減となり、11月の2.1%増から再び下向いた。2010年通年の生産高は1兆7,985フォリントで、前年比10.1%減 […]

ハンガリー中央統計局(KSH)が16日発表した2010年12月の建設生産高は、季節調整後で前月比4.0%減となり、11月の2.1%増から再び下向いた。2010年通年の生産高は1兆7,985フォリントで、前年比10.1%減。2009年の4.9%減を大きく上回る落ち込みとなった。建設市場は2006年初めをピークに5年連続で収縮している。

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12月の生産高の内訳をみると、建物建設(ビル・住宅)は前月に比べ季節調整後で0.1%減、公共工事は6.4%減だった。前年同月比ではそれぞれ3.7%、21.3%減少。公共工事は通年で15.2%の大幅減少となったが、建物建設は5.2%減にとどまった。

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受注状況も厳しさを増している。昨年末の建設受注残高は前年同月比13.3%減で、11月の11.2%減から悪化した。特に建物建設の受注残高は26.6%減と11月(28.2%減)に続き激減した。11月に2.8%上向いた公共工事は1.9%減少。新規受注高は2010年通年で13%減(09年7.4%減)、12月単月で27.9%減だった。

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