2011/2/23

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

ルーマニア競争評議会、携帯サービス2社に制裁金

この記事の要約

ルーマニア競争評議会は15日、携帯電話サービス大手のボーダフォンとオレンジの2社が国内携帯電話サービス市場において優越的地位を乱用したとして、制裁金の支払を命じる決定を下した。金額はボーダフォンが3,480万ユーロ、オレ […]

ルーマニア競争評議会は15日、携帯電話サービス大手のボーダフォンとオレンジの2社が国内携帯電話サービス市場において優越的地位を乱用したとして、制裁金の支払を命じる決定を下した。金額はボーダフォンが3,480万ユーロ、オレンジが2,830万ユーロで、それぞれ年間売上高の3%強。

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競争評議会は2006年、固定電話事業者のネットマスター・コミュニケーションズの申し立てを受け、ボーダフォン、オレンジに対する調査を開始した。申し立てによると、これら2社は通信回線の一部にネットマスターが接続することを拒否したほか、国際通話の接続料金として、通信規制局が定める上限の1分当たり0.10米ドルを超える0.15~0.18ドルを課金していた。

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AFP通信によると、ボーダフォンとオレンジは競争評議会の決定を不服とし、決定取消しを求める訴訟を起こすことを検討している。

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