2011/3/9

総合・マクロ

ドイツの対東欧貿易、10年は24%増に

この記事の要約

中東欧・CIS諸国との貿易振興を目的とするドイツ経済界の東欧委員会(Ost-Ausschuss)によると、ドイツと東欧(29カ国)の2010年貿易額(サービスは除く)は前年比24%増に拡大した。ドイツの輸出高は前年比23 […]

中東欧・CIS諸国との貿易振興を目的とするドイツ経済界の東欧委員会(Ost-Ausschuss)によると、ドイツと東欧(29カ国)の2010年貿易額(サービスは除く)は前年比24%増に拡大した。ドイツの輸出高は前年比23%増の1,466億ユーロ、輸入高は26%増の1,406億ユーロで、輸出入の全体の伸び率(輸出19.5%、輸入21%)を上回った。

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ドイツの対東欧輸出を国別にみると、アゼルバイジャン、ウズベキスタン向けがそれぞれ前年比71%増、62%増と大きな伸びを示した。また、エストニア、タジキスタン、スロバキア、グルジア向けも30%以上増大した。

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ドイツにとって東欧最大の貿易相手国はポーランドで、10年の貿易額は665億ユーロ(前年比25%増)。ロシアが581億ユーロ(同27%増)、チェコが566億ユーロ(23%増)でこれに続いた。

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ドイツの東欧向け輸出は08年に1,660億ユーロとなり過去最高を記録した。東欧委員会は今年の輸出伸び率を10%と予想。12年には08年の水準に回復すると見込んでいる。

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