2011/3/9

ポーランド

ポーランドのエアコンメーカー、VWから受注

この記事の要約

ポーランドのエアコンメーカー、マフロー・ポルスカは独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)に車載用エアコンシステムの部品を供給する。受注額は4,000万ユーロ(5,500万ドル)。正式な受注契約は3月半ばまでに締結される見 […]

ポーランドのエアコンメーカー、マフロー・ポルスカは独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)に車載用エアコンシステムの部品を供給する。受注額は4,000万ユーロ(5,500万ドル)。正式な受注契約は3月半ばまでに締結される見通しだ。マフローの親会社で非鉄金属・化学大手のボリシェフグループがこのほど明らかにした。

\

VWはマフローの部品を子会社シュコダの「ファビア」や同セアトの「イビーザ」などに装備する。納品は2012年に開始され、16年まで続く予定だ。

\

ボリシェフグループは昨年8月、自動車向け事業を強化するため、ポーランドのティヒに工場を持つマフロー・ポルスカを7,400万ズロチ(2,600万ドル)で買収。その際にマフロー・ポルスカの親会社で破産申請したイタリアの自動車パイプ部品メーカー、マルローとその子会社(スペイン、フランス、日本、中国、ブラジル)も買い取った。

\

ボリシェフグループはさらに今年2月、防水性や気密性を確保するためのシーリングシステムを製造するザールグミ(ルクセンブルク)のドイツ子会社買収を正式に提案した。同子会社は昨年11月に会社更生手続きの適用を申請。債権銀行と顧客の自動車メーカーが売却先を探している。

\