2011/3/16

ロシア

マイクロソフト、ITベンチャーに10万ドル提供

この記事の要約

米マイクロソフトはこのほど、違法コピー対策に取り組むロシアのベンチャー企業、パイレート・ペイ(Pirate Pay)にシードファンディング(事業立ち上げ資金)として10万米ドルを提供すると発表した。マイクロソフトはロシア […]

米マイクロソフトはこのほど、違法コピー対策に取り組むロシアのベンチャー企業、パイレート・ペイ(Pirate Pay)にシードファンディング(事業立ち上げ資金)として10万米ドルを提供すると発表した。マイクロソフトはロシア版シリコンバレー、スコルコボ技術革新センターの建設・運営に当たる「スコルコボ開発基金」と共同で、ロシアの有望なITベンチャー企業に資金を提供する計画を表明しており、パイレート・ペイはその第1号となった。

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パイレート・ペイの社名は、音楽や映画などのファイルを共有・ダウンロードできるシステムを提供しているスウェーデンのトラッカーサイト、パイレート・ベイをもじったもの。パイレート・ペイが開発した技術を利用することにより、ファイル共有を可能にするソフトウエア、「ビットトレント」をブロックし、違法コピーのまん延に歯止めをかけることができるようになるという。

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マイクロソフト・ロシアのニコライ・プリャニシュニコフ社長は4日の記者会見で、国内のITスタートアップ企業100社を支援するため、向こう10年間で1社あたり3万~50万ドルを提供すると発表している。

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