2011/3/16

CIS諸国

ウクライナ、5人に1人が貧困

この記事の要約

ウクライナ統計局のリポートによると、収入が生活に最低限必要とされる水準(最低生活費)を下回っている国民の比率は昨年時点で21.4%(950万人)に上っている。2000年の80%に比べると大きく縮小したが、昨年は03年以来 […]

ウクライナ統計局のリポートによると、収入が生活に最低限必要とされる水準(最低生活費)を下回っている国民の比率は昨年時点で21.4%(950万人)に上っている。2000年の80%に比べると大きく縮小したが、昨年は03年以来で初めて増加に転じた。ヤヌコビッチ大統領が昨年6月発表した目標では、2014年末までに7%未満に抑えることとなっているが、その実現は微妙なところだ。

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最低生活費を下回る収入層の比率は03年に最大となった後、急速に縮小した。06年には50%を割り、金融危機前の08年には18.1%まで下がっていた。

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