伊電力最大手エネルは、2015年までにルーマニアに5億ユーロを投資して、風力発電ファームを建設する計画だ。15日付け現地紙『ルーマニア・インサイダー』(電子版)が、エネルのフルビオ・コンティ最高経営責任者(CEO)の話として伝えた。
\エネルは現在、東部トゥルチャで2カ所の風力発電ファームを稼動しており、合計出力は64メガワット(MW)となっている。今回発表された風力発電ファームの出力は400 MWを予定しており、36万5,000世帯に電力を供給することが可能だという。
\エネルはルーマニアの電力部門の民営化に積極的に投資を実施してきた。傘下にEnel Energie、Enel Energie Muntenia、Enel Distributie Banat、Enel Distributie Dobrogea、Enel Distributie Muntenia、Enel Green Powerの6社を持ち、顧客260万件、送電網9万3,000キロメートル、従業員5,000人の同国で最大の民間電力供給会社となっている。
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