ポーランド国家財産省は24日、国内2位の電力会社タウロンの持ち株11.9%を売却したと発表した。売却はブックビルディング方式で行われ、売却価格は12億8,000万ズロチ(1株当たり6.15ズロチ)。売却益は財政赤字の補てんに充当する。
\国家財産省によると、今回のタウロン株式売却では国内投資家が7割、国外投資家が3割を占め、投資家の国籍は16カ国に上った。ポーランド最大の精銅会社で、タウロンに4.7%を出資するKGHMも出資比率を5%超に引き上げたと見られている。
\政府のタウロンへの出資比率は今回の売却により30%に減少した。国家財産省は声明で、今後必要があると判断すればタウロンが20%の増資を行う可能性があるとしたうえで、その場合でも政府の出資比率は25%以上を維持する方針を明らかにした。
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