ロシア中央銀行は25日、主要政策金利を据え置くと発表した。翌日物預金金利は3%、リファイナンス金利は8%に据え置かれる。一方、預金準備率については、非居住者に対する債務の準備率を4.5%から5.5%に、それ以外の債務の準備率を3.5%から4%に引き上げた。
\ロシアでは昨年夏以降、消費者物価が上昇しており、21日時点の3月のインフレ率は前年同月比9.4%に達した。今年の政策目標である6~7%を大きく上回る水準だ。
\一方、2月の鉱工業生産は前年同月比で5.8%増と、1年3カ月ぶりの低い伸びとなった。背景には、インフレによる実質可処分所得の低下に伴う個人消費の低迷と設備投資の鈍化がある。
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