ハンガリー物流・購買・在庫管理協会(HALPIM)が1日発表した3月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は53.8となり、前月値を3.1ポイント下回った。2月が調査開始以来で2番目に高い記録だったために相対的に低下したとみられ、景気回復の勢いはまだまだ衰えていないもようだ。
\HALPIMによると、ハンガリー製造業は昨年7月以来、成長を続けている。特に11月以降は、そのスピードが増した。1月から3月の季節調整済みPMIはいずれも、景気拡大を示す50以上の値を示した。
\PMIを構成する生産指数は15カ月連続で50を超えた。新規受注指数も10カ月連続で50を上回った。前月に比べるとぐっと落ち込んだが、それでも3月の値としては1995年以来で6番目に高い水準にある。
\在庫品指数は2月に一度上昇したが、3月は微減した。雇用指数も50を上回り、前月比でも改善した。購買量指数は2月から低下したが、50以上を維持した。完成品在庫指数は2月を上回り、1995年以来で2番目の高い値となった。
\輸入と輸出の各指数は2月に比べると低かったが、それでも50を上回った。輸入は11カ月、輸出は16カ月連続で50を超えた。
\HALPIMは今回、統計方法の変更を理由にPMIを構成する指数を公表していない。
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