2011/4/6

チェコ・スロバキア

フィリップモリス、2010年大幅増益

この記事の要約

タバコ世界大手フィリップモリスのチェコ子会社が先ごろ発表した2010年決算は、非連結ベースの純利益が24億3,000万コルナで、前年比13%の大幅増益となった。連結ベースでは4.6%減の23億9,000万コルナ。配当金を […]

タバコ世界大手フィリップモリスのチェコ子会社が先ごろ発表した2010年決算は、非連結ベースの純利益が24億3,000万コルナで、前年比13%の大幅増益となった。連結ベースでは4.6%減の23億9,000万コルナ。配当金を前年の780コルナから1,260コルナに大幅に引き上げるとしている。

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物品税と付加価値税を差し引いた売上高は、前年比2%減の112億コルナ。2010年は国内景気の回復がもたつき、失業率が高止まりした。このため個人消費が低迷し、特に紙巻きタバコの販売が落ち込んだ。また、消費者の低価格ブランド志向が進んでおり、市場調査会社ニールセンによるとフィリップモリスのチェコ市場シェアは54%で、前年より1.5ポイント下がった。

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フィリップモリスはチェコ最大のタバコ会社。1992年に立ち上げた子会社は約1,200人の従業員を擁し、スロバキアでも事業展開している。(1CZK=4.90JPY)

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