ブルガリアのエネルギー・経済省は3月30日、2010年の再生可能エネルギーを利用した発電量は5,509ギガワット時(GWh)となり、前年から67%増加したと発表した。国内の総発電量に占める再生可能エネルギーの割合は15%と、欧州連合(EU)が設定した目標値の11%を上回った。
\電源別発電量は大型水力発電が1,919GWhと最も大きな割合を占めた。なお、10年の小型水力発電(5メガワット以下)の発電容量は前年比12.6%増241MW、風力発電は38.4%増の465MW、太陽光が300%増の21.4MWにそれぞれ拡大した。
\ブルガリアでは三菱商事や伊エネル、韓国SDNなどの企業が風力・太陽光発電プラントを操業している。また、伊ペトロヴィラは、北部のイスカル川流域に小型水力発電所9基(合計発電容量25MW)を建設したほか、南部マリッツァ川流域でも水力発電所の建設を計画している。
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