太陽光発電を手がける米蘭系ジラソーラー（GiraSolar）は、トルコに太陽光発電プラントを建設する方向で地元の提携企業と交渉を進めている。トルコの有力日刊紙『ヒュリエット』が3月28日報じたもので、実現すればトルコで初の太陽光発電所が誕生することになる。
\ジラソーラーのクールンストラ最高経営責任者（CEO）はヒュリエット紙の取材に対し、太陽光発電プラントの建設に向けてトルコの大手エネルギー企業と協議していることを明らかにしたうえで、プラントは同国南部に建設され、発電容量は100メガワット（MW）を予定していることを明らかにした。欧州にある太陽光発電プラントの発電容量は2010年末現在、イタリアのモンタルト・ディ・カストロの84.2MWが最大。
\クールンストラCEOはまた、トルコに太陽電池パネルの生産も行う考えで、2年以内に工場を建設する意向を明らかにした。同CEOは、「トルコでは中国と同程度の低価格で太陽電池パネルを生産できるうえ、輸送コストも節減できる」と利点を強調。トルコで生産したパネルは国内だけでなく、将来的には欧州各国にも輸出すると述べた。
\トルコで先ごろ成立した再生可能エネルギー改正法によると、太陽光発電による電力の買取価格は、1キロワット時当たり13.3セントに設定されている。また、トルコ国内で製造された設備を使用した発電所については、5年間にわたり買取価格に0.4～2.4セントが上乗せされることになっている。
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