2011/4/13

ポーランド

タウロン、バイオマス発電に大型投資

この記事の要約

ポーランドの電力大手タウロンが、国内南部ティヒにある火力発電所をバイオマス発電に転換する工事に1億2,000万ズロチを投資する。3月末にカトヴィツェの地方環境保護水源管理基金と3,000万ズロチの投資助成融資契約に調印。 […]

ポーランドの電力大手タウロンが、国内南部ティヒにある火力発電所をバイオマス発電に転換する工事に1億2,000万ズロチを投資する。3月末にカトヴィツェの地方環境保護水源管理基金と3,000万ズロチの投資助成融資契約に調印。フィンランドのメスト・パワー社にプロジェクト遂行を発注した。

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プロジェクトではまず、ボイラーをバイオマス燃焼に対応できるようにする事業を12年末までに完了させる。他の設備やインフラは2015年末までに完了させる計画だ。

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発電量の9割強を石炭・亜炭に依存するタウロンは、2016年に発効する厳しい新排出量規制に対応するため、再生可能エネルギーの利用強化を迫られている。再可エネルギーの2010年の比率は3.8%で、バイオマスだけでは2.7%を占める。風力発電にも力を入れ、現在、バルチック海に面するヴィツコでの建設プロジェクトを進めている。(1PLN=30.39JPY)

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