2011/4/20

ポーランド

ポーランド、インフレ加速

この記事の要約

ポーランド中央統計局が13日発表した2011年3月の消費者物価上昇率(インフレ率)は前年同月比4.3%だった。2月の3.6%から急拡大し、市場予測の3.8%を大きく上回った。インフレ加速の主因となっている食品と燃料は、そ […]

ポーランド中央統計局が13日発表した2011年3月の消費者物価上昇率(インフレ率)は前年同月比4.3%だった。2月の3.6%から急拡大し、市場予測の3.8%を大きく上回った。インフレ加速の主因となっている食品と燃料は、それぞれ7.3%と13.9%上昇。前月比では0.9%上昇した。

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経済省の予測では、4月のインフレ率は前年同月比4.5%増、前月比0.6%増となり、インフレ圧力が一段と強まると見られる。食品価格は上昇ペースが弱まるものの、引き続き上昇基調にあり、燃料価格の高騰を背景に交通料金が上昇することも予想されるためだ。

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直近のインフレ率はポーランド中央銀行の目標値2.5%を大幅に上回っている。中銀は4月5日に政策金利を0.25ポイント引き上げ、7日物レファレンス金利を4%にしたが、5月にも0.25ポイントの再利上げを行うとの観測が広がっている。

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