ルーマニアのスマートフォン（高機能携帯電話）市場が拡大している。12日付けの現地日刊紙『ジアルル・フィナンチアル』（電子版）は、韓国サムスン電子幹部の話を引用して、今年の販売台数が60万台に達する可能性があると報じた。
\サムスン電子ルーマニア電気通信事業部のマネア部長によると、スマートフォン市場は各メーカーが相次いで新機種を投入していることや、モバイルインターネットの浸透に伴って急速に拡大しており、販売台数は昨年の40万台から今年は60万台に増加する見通しだという。サムスンが昨年7月に発売した「ギャラクシーS」は、これまでに5万台を出荷した。ギャラクシーSはアップルの「iPhone」の競合機種で、販売価格は400ユーロだが、携帯電話サービスやモバイルインターネットサービスに加入すれば実質100ユーロ程度の負担で購入できる。
\ルーマニアの昨年の携帯電話販売台数は、景気後退の影響で前年から20％減少し330万～350万台となった。金額ベースでは2億5,000万ユーロだった。
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