2011/5/11

ハンガリー

マジャールテレコム、エリクソンと移動通信網を近代化

この記事の要約

ハンガリー通信大手のマジャールテレコムは4日、提携先のスウェーデン通信機器大手のエリクソンと共同で国内の移動通信網の近代化を開始したと発表した。エリクソンは近代化の一環として、第2、第3世代(2G/3G)の無線LANをベ […]

ハンガリー通信大手のマジャールテレコムは4日、提携先のスウェーデン通信機器大手のエリクソンと共同で国内の移動通信網の近代化を開始したと発表した。エリクソンは近代化の一環として、第2、第3世代(2G/3G)の無線LANをベースとした既存の基地局をマルチスタンダードの無線基地局RBS 6000に転換する。エリクソンが開発したBS 6000は3GのGSM/EDGE、3Gと4Gの橋渡しとなるWCDMA/HSPA+、4Gの移動通信規格であるLTE(ロング・ターム・エボリューション)に対応。マジャールテレコムは、LTEサービスについて、必要な周波数帯が使用可能となれば、今年中に開始したいとしている。

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近代化事業ではまず、首都ブダペストに200基のHSPA+基地局を設置する。通信速度は21メガビット(Mbps)。HSPA+は2013年までにすべての通信網で使用可能になる見通しだ。

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マジャールテレコムは、今回の近代化が新たなコスト削減につながると期待。特にエネルギーコストは50%削減できると見込んでいる。

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ハンガリーでは、3月にも携帯電話サービス大手の英ボーダフォンが4Gネットワークの整備を進める考えを表明しており、今後、モバイルブロードバンドサービスの拡大や通信速度の引き上げのための通信網整備が進む見通しだ。

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