2011/5/18

ポーランド

ワルシャワ市営熱供給会社にBGEとBGNiGが合同応札

この記事の要約

ポーランドの電力最大手BGEとガス大手BGNiGがこのほど、ワルシャワ市営熱供給会社SPECの売却入札に合同応札した。現地日刊紙『ジェチポスポリタ』が非公式の情報として報じたところによると、合同の買収提案は財務省の承認済 […]

ポーランドの電力最大手BGEとガス大手BGNiGがこのほど、ワルシャワ市営熱供給会社SPECの売却入札に合同応札した。現地日刊紙『ジェチポスポリタ』が非公式の情報として報じたところによると、合同の買収提案は財務省の承認済みで、両社はすでにSPECの企業価値や事業実態の調査段階に入っているという。

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SPECは欧州連合(EU)で最大規模の熱供給ネットワークで事業展開し、企業簿価は15億ズロチとされる。両社はSPECに折半で出資するもようだ。

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ブルームバーグによると、3月末の当初入札締め切りまでに、チェコとスロバキアのプライベートエクイティ会社、ペンタ・インベストメントなど10社以上が応札した。事業の公共性から、売却先は外国投資家ではなく国内企業の方が市民に受け入れられやすいとして、BGEとBGNiGによる落札を有望視する声が早くも上がっている。(1PLN=29.30JPY)

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