2011/5/18

ロシア

ルサール、1-3月期利益が3倍超に

この記事の要約

ロシアのアルミ最大手、ルサールが12日発表した2011年1-3月期の純利益は7億4,600万米ドルとなり、前年同期の2億4,700万ドルから3倍超に拡大した。アルミ価格の上昇とロシア国内での電力供給契約の見直しが奏功した […]

ロシアのアルミ最大手、ルサールが12日発表した2011年1-3月期の純利益は7億4,600万米ドルとなり、前年同期の2億4,700万ドルから3倍超に拡大した。アルミ価格の上昇とロシア国内での電力供給契約の見直しが奏功した。売上高は28.4%増の29億9,000万ドル、営業利益(EBITDA)は40.6%増の6億8,200万ドルだった。

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同期のアルミ生産は4%増の101万4,000トンと微増にとどまったが、ロンドン金属取引所(LME)のアルミ価格に加算する平均プレミアムは前年同期比84.3%増、LMEの平均取引価格は15.7%増となり、増収増益に貢献した。また、物価高が続くロシアで電力コストを削減するため、電力供給契約の見直しを進め、7億1,500万ドルの特別利益を計上した。

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同社は、今年の1トン当たりの平均アルミ価格が2,700ドルに上昇すると予測。中国でのアルミ需要は前年比15%増の1,900万トンに拡大すると見込んでいる。

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