2011/6/15

ハンガリー

華為技術、生産・物流拠点の強化で2,000人の雇用創出

この記事の要約

華為技術は8日、ハンガリー南西部のペーチにある欧州サプライセンター(ESC)の拡充計画に関し、正式な立地を数カ月以内に決定すると発表した。ペーチ工場で大量生産体制を整える計画の一環だ。ESCの強化や生産拡大で、同国におけ […]

華為技術は8日、ハンガリー南西部のペーチにある欧州サプライセンター(ESC)の拡充計画に関し、正式な立地を数カ月以内に決定すると発表した。ペーチ工場で大量生産体制を整える計画の一環だ。ESCの強化や生産拡大で、同国における雇用規模は間接雇用を含めて現在の1,000人から3,000人へと3倍化する見通し。また、ESCの出荷高は昨年の6億米ドルから今年は12億ドル、来年は30億ドルに急伸する予定。

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華為は2009年、電子機器受託製造サービス(EMS)大手、エルコテック(フィンランド)のペーチ工場で試験的に組み立て生産を開始した。その結果、独自生産の採算は十分と判断し、今年4月に拠点拡充を決めた。現在、目的に適した物件を探しているところだ。

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華為はハンガリーのほか、ブラジル、メキシコ、インド、ドバイでも地域サプライセンターを運営する。ペーチのESCはブラジルに次いで同社として2番目に大きい規模となる。来月からは、西アフリカの提携先への出荷を開始する。

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