2011/7/6

ロシア

独エンジン大手トグナム、ロシアで合弁会社設立

この記事の要約

大型エンジン製造大手の独トグナムはロシア最大手の機関車メーカー、Transmashholding(TMH)と折半出資で合弁会社を設立し、ロシアで高性能ディーゼルエンジンを開発、生産する。両社は6月半ば、合弁事業の合意書に […]

大型エンジン製造大手の独トグナムはロシア最大手の機関車メーカー、Transmashholding(TMH)と折半出資で合弁会社を設立し、ロシアで高性能ディーゼルエンジンを開発、生産する。両社は6月半ば、合弁事業の合意書に調印した。トグナムは1年前にロシア政府の作業部会と高性能エンジンのロシア生産で合意しており、今回のTMHとの提携はこの枠組みで実現した。

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合弁会社の本社はオランダに置かれ、その100%子会社であるトグナム・TMHディーゼル・テクノロジーズが販売、生産を担当する。モスクワの南東にあるコロムナの工場で2013年から鉄道車両、炭鉱関連輸送、分散型エネルギー施設向けエンジンの組み立てを開始する計画だ。中期的には数百人を雇用して、ロシア、中東欧、アジア市場向けの新エンジンを開発し、年産1,000台を目指す。

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TMHの2010年の売上高は22億ユーロ。従業員は5万4,000人に上る。

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