ワルシャワ市は地域暖房会社SPECの売却をめぐる入札で、フランスのエネルギー関連サービス大手ダルキアを最終候補に選定した。ロイターが11日、複数の関係者の話として報じた。
\SPECはワルシャワ市内の暖房需要の8割を握る欧州最大の地域暖房会社。同社の買収には、ダルキアのほかポーランドの実業家ヤン・クルチク氏やチェコ・スロバキア系投資会社ペンタが名乗りを挙げていた。ワルシャワ市は、同社の売却により7億5,000万ズロチの利益を見込んでいる。
\ダルキアは仏環境サービス大手ヴェオリア・アンヴィロンヌマンとフランス電力公社(EDF)の共同出資会社で、世界38カ国に拠点を持つ。ポーランドには97年に進出。40カ所の暖房拠点を運営しており、同国の暖房市場で10%のシェアを持つ。(1PLN=27.91JPY)
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