2011/7/27

ポーランド

政府、PKOバンクの株式売却へ

この記事の要約

ポーランド国有財産省は19日、最大手銀行PKOバンク・ポルスキ(PKO-BP)の株式の売却計画を発表した。同省が保有する40.99%のうち最大5%と、国営国家経済銀行(Bank Gospodarstwa Krajoweg […]

ポーランド国有財産省は19日、最大手銀行PKOバンク・ポルスキ(PKO-BP)の株式の売却計画を発表した。同省が保有する40.99%のうち最大5%と、国営国家経済銀行(Bank Gospodarstwa Krajowego)が保有する10.24%全てを9月下旬~10月初旬に売却する。

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PKO-BPの売り出し規模は67億5,000万ズロチ(24億米ドル)以上になると見られ、ポーランド企業としては過去3番目の大きさとなる。株式売却の発表を受け、同社の株価は19日に前営業日比2.7%プラスの41.01ズロチと、5月16日以来の高値をつけた。

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ポーランドの今年の財政赤字は420億ズロチに上る見通しで、政府はこれを補てんするため保有資産の売却を進めている。今年はJSW(石炭)、タウロン(電力)、PZU(保険)の持ち株売却により、これまでに101億ズロチを調達した。(1PLN=28.27JPY)

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