2011/8/3

ポーランド

高速A1号線、政府保証なしで建設へ  

この記事の要約

ポーランド道路建設監督局(GDDKiA)は、高速道路A1号線のトゥシン(Tuszyn)~ピゾビツェ(Pyrzowice)区間の建設工事開始に向けた準備作業を進めている。7月25日付けの現地日刊紙『プルス・ビズネス(PB) […]

ポーランド道路建設監督局(GDDKiA)は、高速道路A1号線のトゥシン(Tuszyn)~ピゾビツェ(Pyrzowice)区間の建設工事開始に向けた準備作業を進めている。7月25日付けの現地日刊紙『プルス・ビズネス(PB)』が伝えた。

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PB紙によると、この建設事業はPPP(官民連携)方式により行われるが、政府保証は付与されない見通し。このため、同事業の資金調達は難航が予想される。A1号線は両側6車線で計画されており、既に建設が進んでいるA2号線より建設費が嵩むと見られている。トゥシン~ピゾビツェ間は139キロメートルで、総工費は約65億ズロチに上る見通しだ。

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仏系ファンド、メリディアム・インフラストラクチャーのハイコフスキ氏は、「本来はPPP事業においては官民がリスクを分担すべきだ」指摘する一方で、「政府保証がなくてもA1号線の建設に名乗りを挙げる企業はあるだろう」と楽観的な見方を示した。同ファンドは中東欧のインフラ事業に10億ユーロを投資することを計画しており、ポーランドの高速A2号線の建設プロジェクトにも資金を投入している。(1PLN=27.32JPY)

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