2011/9/14

ポーランド

ポーランド中銀、金利据え置き

この記事の要約

ポーランド中央銀行(NBP)は7日、政策金利である7日物レファレンス金利を4.5%に据え置くことを決定した。インフレが落ち着く一方で、景気後退の懸念が出てきたことに対応する措置。NBPは今年1月から6月にかけて4回にわた […]

ポーランド中央銀行(NBP)は7日、政策金利である7日物レファレンス金利を4.5%に据え置くことを決定した。インフレが落ち着く一方で、景気後退の懸念が出てきたことに対応する措置。NBPは今年1月から6月にかけて4回にわたって政策金利の引き上げを行ったが、7月は「金利はインフレ抑制に十分な水準にある」として4.5%に据え置いた。また、8月は金融政策理事会を開かなかった。

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中銀は、中期的にもインフレ圧力は抑えられるとみている。公共投資削減など政府の財政引き締め策で内需の冷え込みが予想されるうえ、世界経済の減速感も増しているためだ。今年上半期の利上げ効果もある。ベルカ総裁は「現行のインフレ水準は依然として高く、利下げを議論するのは早すぎる」と発言しており、金利はしばらく据え置かれる見通しだ。

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