2011/9/14

チェコ・スロバキア

VW、スロバキア進出20周年

この記事の要約

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は今年、スロバキアに進出20周年を迎えた。同社は1991年にスロバキア政府、現地自動車メーカーのブラチスラバ自動車工場と合弁会社を設立。92年からブラチスラバで「パサート」の量産を開 […]

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は今年、スロバキアに進出20周年を迎えた。同社は1991年にスロバキア政府、現地自動車メーカーのブラチスラバ自動車工場と合弁会社を設立。92年からブラチスラバで「パサート」の量産を開始した。これまでに完成車250万台、ギアボックス500万個を生産し、スロバキア最大の輸出企業となっている。

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ブラチスラバ工場は現在、アウディ「Q7」とVW「トゥアレグ」の組み立てのほか、ポルシェ「カイエン」、シュコダ「オクタビア」のボディやギアボックスなど部品の生産を手がけている。VWスロバキアのトルストマン最高経営責任者(CEO)は先ごろ、スロバキアのガシュパロビッチ大統領と会談し、新たにコンパクトカーの新モデルを生産車種に追加することによって、2012年に生産台数を40万台に引き上げる計画について説明した。大統領は会談後、VWがスロバキア経済に占める重要性を強調し、VWはスロバキアで最新技術を駆使した車が生産できることを示した、と述べた。

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2011年上期(1~6月)の生産台数が9万4,600台となり、前年同期から45%増加したと発表した。売上高は前年同期比33%増の24億ユーロだった。

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