2011/9/21

ポーランド

7月の経常赤字、やや縮小

この記事の要約

ポーランド国立銀行が12日発表した2011年7月の同国の経常収支は16億1,100万ユーロの赤字となり、前年同月の17億1,000万ユーロから赤字幅はやや縮小した。貿易収支が12億ユーロ、所得収支が11億2,000万ユー […]

ポーランド国立銀行が12日発表した2011年7月の同国の経常収支は16億1,100万ユーロの赤字となり、前年同月の17億1,000万ユーロから赤字幅はやや縮小した。貿易収支が12億ユーロ、所得収支が11億2,000万ユーロとそれぞれ赤字となった一方、経常移転収支は3億6,200万ユーロ、サービス収支は3億4,900万ユーロの黒字をそれぞれ記録した。

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7月の輸出額は107億2,100万ユーロと、前年同月から5.5%増加したが、伸び率は2009年11月以来で最低となった。一方、輸入額は同8.7%増の9億5,100万ユーロだった。大手銀行BGKのチーフエコノミスト、カチョル氏は、輸出成長率が鈍化している原因は、主要輸出先であるドイツなど西欧諸国における景気減速に伴い需要が減少していることにあると指摘。昨今のズロチ安も短期的には輸出を押し上げる効果はないという見方を示している。

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