2011/9/21

ハンガリー

インフレが加速・8月の消費者物価3.6%上昇

この記事の要約

ハンガリー中央統計局(KSH)が13日発表した8月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.6%のプラスとなり、7月の同プラス3.1%からインフレが加速した。市場は3.5%の上昇を予想していた。\ 品目別では食品が6.3 […]

ハンガリー中央統計局(KSH)が13日発表した8月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.6%のプラスとなり、7月の同プラス3.1%からインフレが加速した。市場は3.5%の上昇を予想していた。

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品目別では食品が6.3%、衣料品が3.8%、電気・ガスが4.8%、自動車用燃料・潤滑油が5.6%、サービスが2.0%、それぞれ上昇した一方、耐久消費財が1.3%、アルコール・たばこが0.1%それぞれ下落した。なお、物価変動の激しい食品と燃料価格を除いたコアインフレ率は1年前から2.8%のプラスとなり、前月と前々月から横ばいだった。

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大手銀行CIBバンクのアナリスト、バルタ氏は、消費税率引き上げの影響などにより、インフレ率は秋ごろまでに4%近くまで上昇し、2011年通年の平均インフレ率は3.9%になると予想。一方、12年については、増税による物価上昇の効果が消えることで、ディスインフレ(物価上昇率の低下)が加速し、年後半には中銀のインフレ目標を達成できるとの見方を示している。

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