2011/9/21

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

ブルガリアIT業界が活況

この記事の要約

ブルガリアのIT業界が活況を呈している。ブルガリア・ソフトウエア企業連盟(BASSCOM)が加盟38社を対象に行った調査によると、2010年の総売上高は前年比5.3%増の1億6,330万レフで、伸び率は09年の2.6%大 […]

ブルガリアのIT業界が活況を呈している。ブルガリア・ソフトウエア企業連盟(BASSCOM)が加盟38社を対象に行った調査によると、2010年の総売上高は前年比5.3%増の1億6,330万レフで、伸び率は09年の2.6%大きく上回った。今年については54%が最大15%の増収を予測。同水準以上の増収を見込む企業も28%を占め、明るい見通しが広がっている。

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ブルガリアIT業界の売上の半分は輸出が占める。うち約60%が欧州向け、35%が北米向けだ。業界の輸出全体に占める高付加価値ソフトウエアのシェアは08年の25%から28%に拡大したという。調査企業全体の従業員数は2,489人で、08年からほとんど変化がないが、今年、従業員数を増やすと回答した企業は全体の7割を占めた。

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BASSCOMは、ソフトウエア業界は着実に業績を拡大しており、同国経済の重要なけん引役になる力があると見ている。ブルガリア統計局によると、2010年のIT業界全体の売上高は4億2,880万レフ、従業員数は7,995人。BASSCOMの加盟企業はその約3分の1を占める。(1BGN=53.60JPY)

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